プロポリスは乳酸菌と併用しても問題ない?

プロポリスは「天然の抗生物質」と呼ばれ、強い殺菌・抗菌作用があります。
そのため、乳酸菌と一緒に摂取すると乳酸菌を殺してしまうのではないかと不安になる人がいるかもしれません。
安心してください。
プロポリスの殺菌・抗菌作用は、乳酸菌には悪影響を及ぼしません。
プロポリスと乳酸菌はとても相性が良く、併用することで健康と美容に役立ちます。

1.プロポリスは乳酸菌に悪影響を及ぼさない

プロポリスには強い殺菌・抗菌作用があり、「天然の抗生物質」と呼ばれます。
薬品の抗生物質は悪玉菌だけでなく乳酸菌などの善玉菌まで減少させてしまいますが、プロポリスは善玉菌には悪影響を及ぼしません。
プロポリスは乳酸菌と併用しても問題なく、多くの人が一緒に摂取して健康に役立てています。

2.乳製品はプロポリスを飲みやすくする

ヨーグルトや乳酸菌飲料はプロポリスと相性が良く、プロポリスを摂取しやすくしてくれます。

・味や匂いを緩和してくれる
プロポリスは口に含むとピリピリとした刺激があり、独特の辛味や苦味があります。
また、樹脂成分が多く、松ヤニのような匂いもあります。
プロポリスの原液は効果が高いですが、飲みにくさが問題点とされています。
ヨーグルトや乳酸菌飲料のマイルドな風味は、そうしたプロポリスの辛味や苦味、匂いを緩和して飲みやすくしてくれます。

・プロポリスは脂肪分に溶けやすい
プロポリスは水に溶けにくいため、水に溶かして飲もうとしても成分が分離してしまい、味を強く感じたり樹脂成分がコップに付着して処理が面倒だったりします。
ヨーグルトや乳酸菌飲料の多くには乳脂肪分が含まれています。
プロポリスは脂に溶けやすい性質があり、脂肪分を含む乳製品によく溶けます。
そのため摂取しやすく、コップなどにも樹脂成分が付着しにくくなります。

3.プロポリスと乳酸菌の相乗効果

プロポリスと乳酸菌には高い健康・美容効果があり、一緒に摂取すると多くの相乗効果が得られます。
その中から代表的なものをご紹介します。

3-1.腸内環境を改善する

乳酸菌は、腸内で酸性の物質を放出して悪玉菌を減少させます。
プロポリスにも強い殺菌・抗菌作用があり、腸内の悪玉菌を減少させる高い効果があります。
両者を一緒に摂取すると、腸内環境が大きく改善されます。
腸内環境が改善されると便秘・下痢・腸の炎症などが起こりにくくなり、健康と美容にとても効果的です。

3-2.免疫力の向上

腸内には身体の免疫細胞の約7割が集中しており、免疫機能にとって非常に重要な器官です。
乳酸菌には腸内環境を改善する高い効果があり、免疫力を向上させます。
乳酸菌の摂取によって感染症の発症リスクが低下したという数多くの研究報告があります。
プロポリスにも腸内環境を整える効果があるほか、免疫機能を司る自律神経のバランスを整える効果があり、免疫力を向上させます。
両者を併用すると高い免疫力の向上効果が得られ、風邪やインフルエンザなどの感染リスクを低下させることができます。

3-3.アレルギーの予防

アレルギーは免疫機能の異常によって起こります。
腸内に悪玉菌が多いと免疫細胞のバランスが崩れ、アレルギーが起こりやすくなります。
アレルギー症状のある人の腸内は、健康な人に比べて乳酸菌などの善玉菌が少ないことが、研究によって確認されています。

乳酸菌とプロポリスには腸内環境を整える高い効果があり、アレルギーの予防に役立ちます。
また、プロポリスにはアレルギー症状の原因となる炎症性物質の放出を抑制する作用があり、アレルギー症状の緩和にも効果的です。

3-4.生活習慣病の予防

乳酸菌にはコレステロールを吸着する作用があり、コレステロールの体外への排出を促進します。
乳酸菌を摂取すると血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが減少することが、多くの研究で確認されています。
プロポリスにもコレステロールの生成を抑制する作用や中性脂肪の吸収を阻害する作用があり、血液中の脂質を減少させます。
また、プロポリスは糖尿病の予防にも効果的です。
乳酸菌とプロポリスを一緒に摂取すると、高血圧・脂質異常症・糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病の予防にとても効果的です。

4.乳酸菌とプロポリスを毎日の習慣に

以上のように、乳酸菌とプロポリスは相性が良く、一緒に摂取すると身体の健康と美容に役立ちます。
しかし、乳酸菌とプロポリスには即効性はありません。
両者の健康効果は身体の調子を整えながらゆっくりと作用します。
そのため、効果を十分に得るためには、長期間継続して摂取することが重要です。
乳酸菌とプロポリスの摂取を毎日の習慣にして、健康と美容に役立ててみることをおすすめします。

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