先人の知恵!プロポリスの抽出方法

私達の生活を豊かにしてくれるプロポリス。
ある人は健康な身体を求めて、ある人は美しさを求めて、毎日のプロポリスを楽しんでいます。
プロポリスには沢山の種類があり、味や香りも豊富です。
その味や香りが、プロポリスの抽出方法によって決まる事をご存知でしょうか? 「良薬は口に苦し」と言われていますが、そのことわざはプロポリスにも当てはまります。

今回は、プロポリスの抽出方法に注目し、その特性についてご紹介させて頂きます。

水抽出

一番歴史が古い抽出方法と言われているのが「水抽出」です。
これは予想ですが、一番簡単な所からスタートすれば、必然的に水抽出になるのではないでしょうか。
プロポリスが紀元前数百年前から活用されているのは有名な話ですが、その当時から水抽出によるプロポリスの生成が行われています。
水抽出の良さは、「味」と「香り」に現れます。

次に紹介するアルコール抽出に比べて、独特のエグみや苦味が少なく、非常に飲みやすいプロポリスに仕上がります。
しかし、抽出には数ヶ月必要とも言われており、長い期間をかけて抽出しなければなりません。
これは、プロポリスそのものが脂溶性であるため、水に溶けにくい性質を持っているからです。

長時間、手間暇かけて、効果・効能の優れた飲みやすいプロポリスを作り出す。
それが水抽出によるプロポリス生成です。

アルコール抽出

水抽出と並び、古代から現代まで伝えられている方法が「アルコール抽出」です。
アルコール抽出は、水抽出に比べて短時間でプロポリスの抽出が可能となっており、さらに蜂の巣に含まれるプロポリスの97%程度を取り出せる方法として知られています。
これは、プロポリスが脂溶性であるため、アルコールの中に溶け込みやすい特徴を持っているからです。
ここまでの情報だけならば良いことばかりなのですが、アルコール抽出されたプロポリスには独特の味と香りがあり、苦手意識を持つ人もいるようです。
抽出されたプロポリスの濃度が濃い為、香りと味が際立ってしまうからと考えられています。
そのため、アルコール抽出されたプロポリスをカプセルに入れて飲むなどの工夫も考案されています。

古代の人々は、お酒の中に蜂の巣を漬け込み、撹拌してプロポリスを取り出していたようです。
お酒と一緒にプロポリスを摂取していた為、お酒に弱い人や苦手な人は、さぞ辛かったのではないでしょうか。
しかし、アルコールによる抽出には、抽出時間の短縮意外に「アルコールによる殺菌作用」があり、カビの繁殖など衛生面に対する特徴も持ち合わせていました。
当時はアルコールも薬の一種として活用されており、プロポリスと合わせて活用する発想は自然と産まれてきたのではないか?と言われています。

どちらも同じプロポリス

様々な抽出方法があるなかで、古来から伝わっている水抽出とアルコール抽出をご紹介させていただきました。
独特の味と香りのするアルコール抽出ですが、プロポリスの濃度が濃いのは魅力的です。
水抽出のプロポリス濃度が薄いとは言いませんが、アルコール抽出に比べるとどうしても劣るのは致し方ありません。
しかし、水抽出にはアルコール抽出にはない飲みやすさがあります。

どちらを選択するにしても、同じプロポリス。
毎日続けることがi他切なプロポリスですから、自身にとって続けやすい方を選択するのが一番ですね。
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