贈答品として珍重されていたプロポリス

美容効果の高い健康食品として人気を集めているプロポリス。
その歴史は古く、古代ギリシャ時代にまで遡ります。(紀元前数百年前)

すでにその時代から、薬効効果について研究が勧められており、当時の医学書に研究結果が記載されています。
当時は健康食品や美容食品よりも「薬品」としての活用が主だったもののようですが、現代と同様に健康食品としての活用も行われており、権力者の健康を維持するために活用されていたようです。

今回は、大人気のプロポリスの歴史を少しだけ解きほぐし、贈答品として珍重されていた事実を紹介させて頂きます。

贈答品として珍重されたプロポリス

古代ギリシャ時代のプロポリス利用方法は、病気になったり怪我をしたタイミングで利用するのが一般的でした。
しかし、養蜂家の「肌ツヤ」、主に手のひらの状態に気がついた研究者がおり、毎日常用することによって肌の状態を良くする可能性が見つかったのです。
その効果に気がついたのは、古代ギリシャ時代の研究者だけではなく、エジプトでも同様の効果に気がついた研究者がおり、その研究結果は、かの有名な「クレオパトラ」の美容用品として活用されていたと、現代に伝えられています。
クレオパトラは、塗るだけではなく愛飲もしていたと伝えられており、当時の人々は「継続的にプロポリスを飲む」ことで効果が現れることを知っていたと考えられます。

当時は、「物」が「お金」としての価値を持っていた時代です。
貴重なプロポリスは、贈答品として注目を集め、権力者への貢物として届けられていたと、歴史書に記載が残っています。

毎日飲むなんて贅沢極まりない

現代のように、プロポリスの抽出が効率化されていなかった時代。
ひとつの蜂の巣から採集できるプロポリスが微量だったため、大変貴重なものと考えられていました。

貴重なものを毎日利用するなど、「究極の贅沢」と言っても過言ではないでしょう。
薬として利用することが主だった当時、健康食品として毎日利用できたのは、お金持ちや権力者だけだったのは言うまでもありません。
だからこそ、贈答品として喜ばれたわけですね。
お金持ちや権力者の中には、自分たち専用に養蜂家を雇い、家の敷地で養蜂させていたとも伝えられています。

プロポリスをめぐる戦い

大げさかと思われるかもしれません。
しかし、実際に起こった出来事です。
プロポリスはミツバチが生成する貴重な物質です。
それは養蜂すれば手に入るわけではありません。
いえ、、正確には手に入るのですが、希望する効果・効能が手に入るとは限らないのです。
なぜならば、ミツバチが収集する植物によって有効性分量が左右されるから。
誰しもが、より良いプロポリスの生成地域を求める結果となり、その土地を狙い始めます。

現代、ヨーロッパ国内ではプロポリスが医薬品として認可されるほどに重要視されています。
その影響は、古代のプロポリスをめぐる戦いにあるとも伝えられているのです。
プロポリスを手に入れられれば、兵士を癒やし、贈答品は賄賂として機能します。
皮肉にも、古代のプロポリスをめぐる戦いによって、プロポリスがヨーロッパ全土に知れ渡ったとも言われています。

プロポリスが与えてくれる平和と安心

争いの絶えない時代から移り変わって、現代のプロポリス事情。
プロポリスは、私達の健康と美しさを保つためのアイテムとして人気を集めています。
技術の進歩により、奪い合わなくても大丈夫な時代になりました。
皆が笑顔でプロポリスを楽しめる時代。
こんな時代でよかったなと思うのは、私だけでしょうか? 毎日のプロポリス、ありがたく頂きましょう。
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